ベビーカーの選び方|A型・B型の違い、SG基準、重さと使う場面

ベビーカーは、まず「いつから乗せるか」でA型かB型かを決め、次に使う場面に合った重さとたたみ方、最後にタイヤやハンドルの使い勝手の順で比べると選びやすくなります。生後1か月ごろから使いたいならA型、おすわりが安定してから使うならB型が候補です。この記事では、製品安全協会のSG基準をもとに、仕様表の見方を順に説明します。

A型とB型の違いは「使い始められる月齢」

A型・B型という呼び方は、製品安全協会が定めるベビーカーのSG基準にある種類分けです。基準では、乗せ始められる時期と、使える期間の上限が次のように決められています。

SG基準によるベビーカーの種類(2026年11月時点)
種類使い始め使用期間の上限
A形新生児期を過ぎた生後1か月から最長48か月までの範囲でメーカーが定める
B形おすわりができる時期(6〜7か月)から最長48か月までの範囲でメーカーが定める

基準の備考では、新生児を生後28日までの乳児としています。また、ひとりでおすわりができ始めるのは生後6か月ごろでも、安定して座れるのは7か月を過ぎてからと説明されています。月齢はあくまで目安で、成長には個人差があります。

実際の商品には「1か月から36か月まで」のように、メーカーが決めた対象月齢が表示されています。上限は商品によって違うので、長く使うつもりなら表示の上限も見ておきましょう。

A型が向いている家庭、B型が向いている家庭

A型(生後1か月から)

首がすわる前の赤ちゃんを寝かせた姿勢で乗せられるよう、背もたれを深く倒せる作りになっています。生まれて間もない時期から散歩や通院に使いたい家庭に向いています。座席が対面と背面に切り替えられる商品も多く、赤ちゃんの顔を見ながら押せます。

B型(おすわりが安定してから)

座った姿勢で乗せることを前提にしているため、A型より軽くて小さくたためる商品が多くなります。抱っこ紐での移動が中心で、ベビーカーは7か月ごろから使えればよいという家庭や、A型からの2台目として買い足す家庭に向いています。

新生児期は抱っこ紐、7か月以降は軽いB型、という組み合わせもあります。抱っこ紐の対象月齢は抱っこ紐の選び方で説明しています。

SGマークで確かめられること

SGマークは、製品安全協会が定めた基準に合うと認証された製品に付くマークです。ベビーカーの基準には、従来からの一人乗り用を対象とする「TypeⅠ」と、国際規格ISO 31110に準じ、二人乗りやプラム形にも対応する「TypeⅡ」があります。

  • 折りたたみ機構などで指を挟みこまない構造であること
  • 各部の強度や耐久性
  • 対象月齢や使用上の注意を、本体の表示と取扱説明書で示すこと

また、SGマーク付きの製品は、製品の欠陥による人身事故に対する賠償制度の対象になります。海外ブランドの商品は、SGマークの代わりに海外の規格への適合を表示していることもあるため、どの基準に合っているかを商品ページで確認してください。

重さとたたみ方は使う場面で決める

同じA型でも、重さやたたんだ大きさは商品によって大きく違います。どこで、どう運ぶかを先に考えておくと、候補を絞り込めます。

使う場面と重視したい点
使う場面重視したい点
電車・バスでの移動本体の軽さ、片手でたためるか
車での外出たたんだときの大きさ(トランクに入るか)
エレベーターのない住まい持ち運べる重さ、自立するか
でこぼこ道・坂の多い地域タイヤの大きさ、押しやすさ

軽い商品は持ち運びが楽になる一方で、タイヤが小さく段差で揺れやすいことがあります。重さだけで決めず、普段の道の様子とあわせて考えましょう。

仕様表で比べたい項目

  • タイヤ:大きいほど段差を越えやすくなります。4輪とも向きが変わるタイプは小回りがききます。
  • ハンドル:対面・背面を切り替えられるか、押す人の身長に合う高さか。
  • 座面の高さ:地面から離れているほど、照り返しや砂ぼこりの影響を受けにくくなります。
  • 幌(ほろ):日よけの広さと、のぞき窓の有無。
  • 荷物かご:容量と、かごの上限重量。
  • ブレーキ(ストッパ):足で操作しやすい位置にあるか。

店頭で試せるなら、実際にたたむ・広げる・段差を越えるところまで試すと、使い勝手の差が分かります。

安全に使うための注意点

SG基準では、取扱説明書に書くべき注意事項も決められています。買ったあとに気をつけたいのは次の点です。

  • シートベルトを締めて乗せ、肩ベルトは体格に合わせて調整する。長すぎると首に巻き付くおそれがある。
  • ハンドルに荷物を下げない。後ろに転倒しやすくなる(メーカーが認めたものを除く)。
  • ストッパをかけても、路面の状態によっては動くことがある。坂の途中に止めたままにしない。
  • 赤ちゃんを乗せたまま持ち上げて運ばない。
  • ゆるみやきしみ音、車輪の回りの異常に気づいたら使うのをやめ、メーカーに相談する。

買う時期と、2台目を考えるとき

A型を生後1か月から使うなら、出産前か、生まれてすぐの時期に用意しておくと、1か月健診のころの外出に間に合います。一方、B型だけを使う予定なら、おすわりが安定してくる時期に合わせて選べば十分です。

A型を買ったあとに、子どもが大きくなってから軽いB型を買い足す家庭もあります。A型は座席が広く機能も多いぶん重くなりやすいため、電車での移動や旅行が増えたときに、持ち運びやすいB型を使い分けるという考え方です。最初から2台をそろえる必要はないので、1台目を使ってみて不便を感じた点を、2台目を選ぶ基準にするとよいでしょう。

  • 雨の日に使うなら、レインカバーが別売りか、対応する商品があるかも見ておく。
  • 家族で押す人が変わるなら、ハンドルの高さを調整できるかを確かめる。
  • 玄関や車のトランクに置く場所があるかを、たたんだ寸法で確かめる。

人気のベビーカー

当サイトの一覧から、ベビーカーを人気順に表示しています。A型・B型の別や対象月齢は、商品ページで確認してください。価格は取得時点のものです。

※価格・在庫は2026年11月7日 19:59時点のものです。購入の時点で各ショップに表示される価格が適用されます。最新の価格・在庫・送料は各ショップでご確認ください。

レビューの多い順でも並べています。

※価格・在庫は2026年11月7日 19:59時点のものです。購入の時点で各ショップに表示される価格が適用されます。最新の価格・在庫・送料は各ショップでご確認ください。

ほかの商品はベビーカーの一覧で、ブランドや価格帯から絞り込めます。

まとめ

A型かB型かは、ベビーカーを使い始めたい月齢で決まります。そのうえで、電車か車か、階段があるかといった毎日の使い方から、重さとたたんだ大きさを選びます。SGマークなどの安全基準への適合と、表示されている対象月齢の上限も確かめておきましょう。車での移動が多い家庭は、チャイルドシートの選び方もあわせて読んでみてください。